2010年1月22日 (金)

マイケル as a sideman (11):Papo Vazquezの2枚

Papoプエルトリコ出身のトロンボーン奏者、パポ・バスケスのライブ盤「At The Point」に、マイケル・ブレッカーが参加している。ライブ盤っていっても、歓声やら拍手やらは録音されていないので、臨場感はさほどライブっぽくないのだけれど、ラテンの熱い感じと、クールなジャズの感じがちょうどいい具合に出ている演奏だと思う。ラテンの、ただただ能天気な、かつ、その能天気さを無理やり押しつけてくるような、そういうところが苦手な方にもお勧めできます。
1枚目は1999年、2枚目が2000年にリリースされた。知らなかったのだけど、日本盤も出ていたようだ。

パポは、チコ・オファレルのビッグバンドで聴いたことはあったけれど、リーダー・アルバムをちゃんと聴くのはこれが初めて。キングの3Bという楽器を使っているらしいが、私の楽器(キング)のイメージとはちょっと違う音色で、スティーブ・トゥーレっぽいかなぁ、フレーズの感じは違うけれど。

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2008年7月 2日 (水)

マイケル as a sideman (10)

久しぶりのマイケル・ブレッカーがサイドマンとして参加してるCDシリーズ。

Dko_inthenow70+ min of Funk, Jazz & World Music FEATURING Michael Brecker, Rick Margitza, Eric Marienthal. ALSO INCLUDES the dynamic 20-min 'LATIN SUITE'.
ということで、リーダーがトロンボーン奏者とくれば、これは買いでしょう。買いです。買ってよかったです。
(^^)


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2007年2月19日 (月)

マイケル as a sideman (9)

Nightline_new_york Survivor

マイケル・ブレッカーのファンならば必聴の2枚ですっ。
以前衝撃を受けたピアニストのヨアヒム・キューンのリーダー作で、エディ・ゴメスのベース、ビリー・ハートのドラム、そしてサックスにマイケル・ブレッカー。ちなみに、左の「ナイトライン・ニュー・ヨーク」で2曲、右の「サバイバー」で1曲、ボブ・ミンツァーが参加していて、ツイン・テナーが楽しめます。

この2枚のアルバム、1981年の同じレコーディング・セッションでの録音で、左の「ナイトライン...」の方が先に発売され、その後、未発表の音源を集めた(ヨアヒム本人が監修したらしい)「サバイバー」が発売に。といっても私がこのアルバムを知ったのも、入手したのも、マイケル・ブレッカーが亡くなってからですが。
この1ヶ月、メモリプレーヤーに入れて、ずっと聴いていますが、どちらも素晴らしい内容で、もうとにかくアグレッシブ。アップテンポの曲のみならず、バラードだってアグレッシブ、気持ちを揺さぶってきます。

それから、マイケル・ブレッカー好きには、「サバイバー」に収録されている、「ミスティ」と「チェロキー」が目玉では?だって、そんなベタベタな(^^;スタンダード、他のアルバムではやってないですよね?(多分)
このリズム隊だからこそ、マイケルも演奏する気になったんじゃないかなぁと思います。演奏はスタンダードとはいえアグレッシブ、「ミスティ」はバラードじゃなく、ミディアム・スイングでやってますが、マイケルはゴリゴリと吹きまくります。ピアノソロも負けずゴリゴリと。ベース・ソロも入って、演奏時間10分以上なんですが、長さを感じません。甘ったるくならず、かといって小難しくもならない、メロディアスな感じを失わず、でもソロは個性があって、ノリもある、聴いていて楽しい名演ですよ。

ヨアヒムのオリジナル曲もステップスとも共通するカッコ良さがあります。
ピアノ・トリオも聴いてみようかなぁ。

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2007年2月 9日 (金)

マイケル as a sideman (8)

City_scapeもー、絶対に、なんとしてもCD化(再発)して欲しいのがこのクラウス・オガーマンの「シティスケイプ(Cityscape)」です。CD、中古で9,000円ぐらいします。というわけで持っているのはLPです。先日の休みに納戸から引っ張り出してきて聴きましたよ。もう感動の一枚です。
ジャズだぁ、クラシックだぁ、ポップスだぁ、ロックだぁ、ごちゃこちゃ言うなっ、です。

幻想的なオーケストレーション、タイトなリズム隊、そしてマイケル・ブレッカーのテナー・サックス。美しい。高い演奏技術と叙情性と情熱と、それを少し抑制しつつ、マイケルが吹きまくります。ライナーを読むと、その頃喉の調子が悪く、いつサックスが吹けなくなるかわからない、そんな状態だったそうです。だから、その瞬間に自分がやりたいことを命掛けてやってる、そんな印象すら受けます。

なんとか再発して下さい。絶対買います。>レコード会社さま

ちなみに、このアルバムより後でGRPレーベルから「クラウス・オガーマン・フィーチャリング・マイケル・ブレッカー」というCDが出ました。これは近々、廉価盤として再発される(マイケル・ブレッカーのリーダー・アルバムがたくさん廉価盤で出ます)ようです。


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2007年2月 8日 (木)

マイケル as a sideman (7)

Lucky_sevenしつこく7回目。「ラッキー・セブン」。
ななほしてんとうのジャケットがお馴染みの、ボブ・ジェームスの1979年録音のクロスオーバー時代の名盤(のが多い)。でも、マイケル・ブレッカーのファンにとっては欲求不満の1枚かも。まー、兄のランディや、サンボーンも参加してるけど、大勢のホーン・プレイヤーの1人っていう扱いなのでしょうがないか。
マイケル・ブレッカーは、4曲目(LPだとB面の1曲目かな)の「ビッグ・ストーン・シティ」でソロを吹いていますが、きっとボブおじさんから、「抑えめで頼むよっ」って言われたんじゃないかと思うような。
フルート、ミュート・ラッパ、テナーの3管でのテーマはなかなか面白いサウンド。ボブさんのピアノソロに続いてマイケルのソロ、音量もフレーズも抑えめな感じ。
後半のピアノソロにテナーが絡んでくるかと思いきや、ホーン隊がかぶってきてフェードアウト。
ボブさーん。

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2007年2月 7日 (水)

マイケル as a sideman (6)

デビッド・マシューズ@エレクトリックバード絡みで3枚。マイケル・ブレッカーはソロもあるけれど短めだし、ホーンセクションの1人といった(贅沢な)使われ方で、まさにサイドマン。

Digital_love1枚目、1979年の録音の「デジタル・ラブ」。
ロック・バラード風に始まる1曲目の「Media」、途中からテンポアップしてファンキーなホーン隊のテーマと女性コーラス。このあたり、ちょっと時代を感じさせますね。テーマ間の短ーいマイケルのソロがあって、益田幹夫さんのピアノ・ソロ(カッコいい!)、ホーン隊のリフに続いて、お待たせしました、マイケルのファンキーなソロが聴けます。
3曲目の「Electric Flight」では残り40秒を切ってからソロが始まってフェードアウト、4曲目の歌モノの「I Don't Care Much For Love」では間奏部分で(恐らく)書き譜の短いソロ、と贅沢な使い方...8曲目の「Song Of The Setting Sun」ではランディ・ブレッカーのフリューゲルでのテーマに続いて、またまたファンキーなマイケルのソロが聴けます。でも、やっぱ短いけど。

Super_funky_sax続いて2枚目は、1980年の録音で、マイケル・ブレッカー、デビッド・サンボーン、ロニー・キューバーの3人をフィーチャーした、その名も「スーパー・ファンキー・サックス」。このアルバムは今聴いてもカッコいいです。マイケルだけでなく、サンボーンも、バリトンのロニー・キューバーも、アンサンブルもソロもかなりいいですよ。サックス好きは必聴でしょう。マイケルのソロを聴くなら、5曲目の「Seditty」かな。らしいソロが聴けます。

Grand_cross3枚目は1981年録音の「グランド・クロス」。ブレッカー兄弟、サンボーンのホーンに、ドラムがスティーブ・ガッド、ベースがマーカス・ミラー、ギターにラリー・カールトンなんかが参加した、バブリー日本ならではの人選?
1曲目の「Grand Cross」は何かのCMに使われてたような気がする。マイケルのソロは無し。
ソロは、5曲目のレゲエ調の「Movin' Man」と7曲目のラテン調の「Sambafrique」で聴けます。前者はテーマの後すぐにマイケルのアドリブ・ソロ、例によって短め。サンボーン、ガッドのソロも聴けます。マーカス・ミラーのチョッパーが懐かしい。後者はエレピのテーマ後、1分20秒あたりからマイケルのソロ炸裂!2分30秒あたりからセカンド・テーマを吹いてエレピ・ソロへ。後半もう一回マイケルが絡むかと思いきやフェードアウト、やや不完全燃焼っすね、俺が。

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2007年1月29日 (月)

マイケル as a sideman (5)

Kazumi週末、納戸からLP引っ張り出してきました。渡辺香津美のモボ・シリーズ(?)の初期のもので、マイケル・ブレッカー、デビッド・サンボーンが2枚とも参加してます。
クロスオーバーからフュージョンって呼び方が浸透してきて、日本のフュージョンが甘ったるくなってきても、香津美さんは己の信じる音楽をやったるゾって感じでカッコ良かったなぁ。

ちなみに、左側は、本来2枚組のダイジェスト盤の1枚もの(マイケルは2曲でソロ)です。CDは2枚組のものしか出てないようで。右側はCDが廃盤みたいで、ぜひ再発を!ボンタのドラムもカッコいいんだよねー。



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2007年1月26日 (金)

マイケル as a sideman (4)

Directions_in_musicいつまで続くか、自分でもわかんないこのシリーズ、今日は最近かったアルバム(ってもマイケル・ブレッカーが亡くなる前だけど)、ハービー・ハンコック、ロイ・ハーグローブ、ジョン・パティトゥッチ、ブライアン・ブレイドとのライブ・セッションを録音した、「ディレクションズ・イン・ミュージック」。マイルス・デイビスとジョン・コルトレーンのトリビュート盤。まーサイドマンっていうよりはクインテットの1人っていう位置付けですがご勘弁を。

個人的には、このアルバムよりも、ステップスあたりのマイケルの方が好きなんですが(っていうかジャズを小難しくやるハービー・ハンコックが好きじゃないのもあるけど)、このアルバムは5曲目の「ナイーマ」がハイライト。

コルトレーンの名曲を、テナー・サックス一本で、そう無伴奏で、テーマ・フェイク(なんて甘っちょろいもんじゃないけど)からインプロビゼーション、7分あまりを何かに取り付かれたかのように吹ききります。もぉースゴいです。コルトレーンもマイルスもビックリでしょう。美しさと迫力、緊張感と親しみやすさ、テクニックと豊かな感情、7分間を使って1人で表現しています。こんな演奏ができるプレイヤーを、私は他に知りません。

何度聴いても涙が出ます。

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2007年1月25日 (木)

マイケル as a sideman (3)

今日はビブラホンのマイク・マイニエリ関連で、どーんと4枚聴いちゃいましょう。

Love_play1977年のマイニエリのリーダー作、バラを見つめる白黒のジャケットがやや気持ち悪い、「ラブ・プレイ」。マイケルは「アイム・ソーリー」の1曲にだけ参加していてソロを吹いています。マイケルのファンならご存知だと思いますが、この曲、その後のセッションで良く演奏したようで、深町純の「ニューヨーク・オールスターズ・ライブ」や、アリスタ・オールスターズの「ブルー・モントルー」にも収録されてます。マイニエリの作曲ですが、この頃のマイケルの持ち曲的な存在だったのでしょう。ここでの演奏は当時のクロスオーバーの雰囲気たっぷりで、16ビートをベースにしたバラードですが、ソロではミディアム・ファンク風、お約束のフェードアウト。他の曲は個人的にはイマイチ(マイニエリがボーカルやってたりする)なんですけどね、この曲とサンボーンが参加した「サラ・スマイル」の2曲で満足です。

Blue_montreuxで、先に書いたこの「ブルー・モントルー」が1978年の録音。こちらの「アイム・ソーリー」は、マイケル・ブレッカーとマイニエリのデュエットで始まります。ライブだけあって、こっちのマイケルの方がパワフルかも。お勧め曲はこれじゃなくって、ウォーレン・バンハートの「フローティング」という曲。ライナーを見ると、自分のソロ・ピアノ・アルバムにも収録されているらしい。バンハートのピアノから始まる浮遊感漂う面白い曲。ブレッカー兄弟でテーマの後、マイケルのアドリブ。こういう曲のソロは、本当にスゴいと思う。続くバンハートのソロも素晴らしいです。

Smokin_in_the_pit恐らく、この頃から(いわゆるメインストリームの)ジャズに接近してきたのかなぁと思います。ニューヨークでセッションしていたマイケルやマイニエリ、エディ・ゴメス、ドン・グロルニック、スティーブ・ガッドが中心となってできた(というか、多分日本のベターデイズが組ませたんじゃないかと思う)ステップスのピット・インでの1980年のライブ盤。このライブ、どの曲も演奏も素晴らしいと思うのだけど、イチ押しは「フォルティ・テナーズ」。曲名の意味はわかんないけど、どうやらイギリスのコメディの「フォルティ・タワーズ」のもじりらしいが、それはさておき。ラテンちっくなリズム(途中4ビートになる)に浮遊感あるテーマと、まさにマイケル向き。アドリブはグロルニックのピアノ、マイニエリと続いて、お待たせしました5分40分あたりからマイケルのソロ、最初からぶっ飛ばします。これをさらに煽るリズム隊。ガッドもこういうリズムの曲では面目躍如といった感じ。マイケル節炸裂!!
「ヤング・アンド・ファイン」(ジョー・ザビヌル作)、マイケル作曲の「ノット・エチオピア」(渡辺香津美も参加)、「サラズ・タッチ」も素晴らしいです。一家に一枚、「スモーキン・イン・ザ・ピット」。

Paradox翌年の1981年のニューヨークでのライブ盤、「パラドックス」。ドラムがピーター・アースキンに代わってます。「スモーキン...」と比べると、曲がイマイチかなぁ。バンドとしては完成度は上がっているんだけどね。お勧めは「フォー・コーズ」で、曲名どおり4つのコードが基本となっているらしい。リズムは変幻自在といった感じで切り替わり、シンセも使った面白いサウンドの曲(グロルニック作)。マイニエリ、グロルニック(リズムが4ビートに変化)に続いてマイケルのアドリブ(これまた4ビートで)。
このアルバムの後、アメリカでのデビューすることになるのですが、「ステップス」というバンドが既にあったらしく、「ステップス・アヘッド」とバンド名を変えます。で、マイケルもEWIとか使ったり、ビブラホンにもエフェクタ掛けちゃったりして。


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2007年1月23日 (火)

マイケル as a sideman (2)

今日はジャコ絡みで2枚。
ジャコとサックス奏者っていうと、ウェザー・リポートでのウェイン・ショーターが真っ先に思い浮かびますが、マイケル・ブレッカーとの競演も多いですよね。ジャコのソロデビュー作の「ジャコ・パストリアスの肖像」や、ビッグバンドでの「ワード・オブ・マウス」にも参加してましたが、あまりに有名盤なので省略。ジョニ・ミッチェルの「シャドウズ・アンド・ライト」(名盤!!)でも競演してました。

Jaco_birthday熱いライブ、「バースデイ・コンサート」。ジャコの30歳(だったかな)の記念コンサートで、ブレッカー兄弟やボブ・ミンツァー、ピーター・アースキンなどが参加した、ビッグバンドでのライブ。で、この3曲目の「インビテーション」がスゴい。ピーターのドラムを合図に2テナー(左がマイケル、右がボブ)でテーマ(お互いに煽りまくり)、そして1分10秒あたりから始まるマイケル・ブレッカーのアドリブ。アースキンのドラム、ジャコのベース、ドン・アライアスのパーカッションと丁々発止のインタープレイ、もぉー鳥肌もんです。4分50秒あたりからミンツァーにバトンタッチ、負けじと熱く。9分10秒過ぎからジャコのベース、アライアスのパーカスのソロ、2テナーでのテーマに戻って、その後またマイケルのソロ(無伴奏で始まる)、もう一回2テナーでのテーマで終わり。熱くカッコよく、17分あまりの至極の時。本当にスゴいミュージシャンだったなぁとあらためて思います。(ちなみに、この曲はビッグバンドはお休み)

Jaco_tributeそのジャコのトリビュート盤。これまでに聴いたジャコ・トリビュートものの中では出色のデキだと思います。参加メンバーのジャコへの想いが伝わってきます。この1曲目、「サード・ストーン・フロム・ザ・サン」にマイケル・ブレッカーが参加(ジョーイ・カルデラッツァオのピアノ、ジェフ・ワッツのドラム、そしてベースはジョン・パティトゥッチ)。元々はジミ・ヘンドリックスの曲らしいですが、たしか、他にもジャコとマイケルが一緒に演奏してたような。後でCD探してみよう。マイケルのソロももちろんいいのですが、カルデラッツォのピアノ・ソロがとても良いです。パティトゥッチのアコースティック・ベースとワッツのドラムもいい感じでソロを盛り立ててます。
マイケル・ブレッカー、今度はトリビュートされる側になっちゃったんですね。トリビュート・アルバム、楽しみではあるけれど、でもやっぱり寂しいなぁ。
(T_T)

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