今日はビブラホンのマイク・マイニエリ関連で、どーんと4枚聴いちゃいましょう。
1977年のマイニエリのリーダー作、バラを見つめる白黒のジャケットがやや気持ち悪い、「ラブ・プレイ」。マイケルは「アイム・ソーリー」の1曲にだけ参加していてソロを吹いています。マイケルのファンならご存知だと思いますが、この曲、その後のセッションで良く演奏したようで、深町純の「ニューヨーク・オールスターズ・ライブ」や、アリスタ・オールスターズの「ブルー・モントルー」にも収録されてます。マイニエリの作曲ですが、この頃のマイケルの持ち曲的な存在だったのでしょう。ここでの演奏は当時のクロスオーバーの雰囲気たっぷりで、16ビートをベースにしたバラードですが、ソロではミディアム・ファンク風、お約束のフェードアウト。他の曲は個人的にはイマイチ(マイニエリがボーカルやってたりする)なんですけどね、この曲とサンボーンが参加した「サラ・スマイル」の2曲で満足です。
で、先に書いたこの「ブルー・モントルー」が1978年の録音。こちらの「アイム・ソーリー」は、マイケル・ブレッカーとマイニエリのデュエットで始まります。ライブだけあって、こっちのマイケルの方がパワフルかも。お勧め曲はこれじゃなくって、ウォーレン・バンハートの「フローティング」という曲。ライナーを見ると、自分のソロ・ピアノ・アルバムにも収録されているらしい。バンハートのピアノから始まる浮遊感漂う面白い曲。ブレッカー兄弟でテーマの後、マイケルのアドリブ。こういう曲のソロは、本当にスゴいと思う。続くバンハートのソロも素晴らしいです。
恐らく、この頃から(いわゆるメインストリームの)ジャズに接近してきたのかなぁと思います。ニューヨークでセッションしていたマイケルやマイニエリ、エディ・ゴメス、ドン・グロルニック、スティーブ・ガッドが中心となってできた(というか、多分日本のベターデイズが組ませたんじゃないかと思う)ステップスのピット・インでの1980年のライブ盤。このライブ、どの曲も演奏も素晴らしいと思うのだけど、イチ押しは「フォルティ・テナーズ」。曲名の意味はわかんないけど、どうやらイギリスのコメディの「フォルティ・タワーズ」のもじりらしいが、それはさておき。ラテンちっくなリズム(途中4ビートになる)に浮遊感あるテーマと、まさにマイケル向き。アドリブはグロルニックのピアノ、マイニエリと続いて、お待たせしました5分40分あたりからマイケルのソロ、最初からぶっ飛ばします。これをさらに煽るリズム隊。ガッドもこういうリズムの曲では面目躍如といった感じ。マイケル節炸裂!!
「ヤング・アンド・ファイン」(ジョー・ザビヌル作)、マイケル作曲の「ノット・エチオピア」(渡辺香津美も参加)、「サラズ・タッチ」も素晴らしいです。一家に一枚、「スモーキン・イン・ザ・ピット」。
翌年の1981年のニューヨークでのライブ盤、「パラドックス」。ドラムがピーター・アースキンに代わってます。「スモーキン...」と比べると、曲がイマイチかなぁ。バンドとしては完成度は上がっているんだけどね。お勧めは「フォー・コーズ」で、曲名どおり4つのコードが基本となっているらしい。リズムは変幻自在といった感じで切り替わり、シンセも使った面白いサウンドの曲(グロルニック作)。マイニエリ、グロルニック(リズムが4ビートに変化)に続いてマイケルのアドリブ(これまた4ビートで)。
このアルバムの後、アメリカでのデビューすることになるのですが、「ステップス」というバンドが既にあったらしく、「ステップス・アヘッド」とバンド名を変えます。で、マイケルもEWIとか使ったり、ビブラホンにもエフェクタ掛けちゃったりして。
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