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2013年11月27日 (水)

【FM島田】枯葉

FM島田「ディスカバリーRADIO」のコーナー、11月26日の放送にお邪魔してきました。

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【枯葉という曲について】
ジョゼフ・コズマ(Joseph Kosma)作曲、ジャック・プレヴェール作詞による1945年のシャンソン・ナンバー。1946年に製作されたマルセル・カルネ監督の映画『夜の門』での挿入歌として用いられ、当時新人歌手だったイヴ・モンタン(1921 -1991)によって劇中で歌われた。その後、当時人気があった女性シャンソン歌手ジュリエット・グレコが歌ったことで世に認知されるようになり、1940年代末から1950年代にかけて、シャンソン界のスタンダード曲となった。

アメリカでは、キャピトル・レコードの創立者でもあったジョニー・マーサーが英語の歌詞をつけ、1950年のビング・クロスビー、1952年のナット・キング・コールなどがカヴァー。
ジャズの分野では1952年のスタン・ゲッツの録音が先駆だったが、ポピュラー界でスタンダードとなり、コーラス部分のコード進行が素材として好まれたことから、1950年代後半以降、多くのジャズメンによって取り上げられている。
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実は、「枯葉」という曲はそんなに好きではないのですが、コード進行の面白さと、たくさんのバージョンが存在することから、好きな演奏はいくつかあります。今日はその中から、オープニング曲も含めて4曲ご紹介しました。

Op. ビル・エヴァンス・トリオ 
from 「Portrait In Jazz」(ポートレイト・イン・ジャズ) 1959年
ビル・エヴァンス(p)、スコット・ラファロ(b)、ポール・モチアン(ds)

シャンソンのスタンダードに急速調のピアノで多彩なアドリブを展開することで独自の解釈を持ち込んだ。名演として有名で、キース・ジャレット、チック・コリア等、コンテンポラリー・ジャズを代表するピアニストに大きな影響を与えたと言われています。

1) ダイアン・シューア&メイナード・ファーガソン
from 「Swingin' # 短めなので、全曲お願いします。for Schuur」(スインギン・フォー・シューア)2001年

ハイ・ノート・トランペッターのメイナード・ファーガソンとの共演。
シューアは歌い方に独特な癖があって、あんまり好きではないのですが、このアルバムは、さらに独特な曲者のファーガソンとビッグバンドがバックを務めていて、独特な歌い回しが目立たないのと、アレンジもカッコいいので好きです。

ダイアン・シューア(1953年12月10日~):
米国ワシントン州オーバーン生まれの盲目のシンガー。1979年のモンタレー・ジャズ祭に出演したところをスタン・ゲッツに認められ、84年にGRPレコードから『ディードゥルズ』でデビュー作。1986年録音の『タイムレス』で初のグラミー賞を受賞(ベスト・ジャズ・ヴォーカル・パフォーマンス女性部門)。1987年録音の第4作『ダイアン・シューア&ザ・カウント・ベイシー・オーケストラ』でも再度グラミー賞を受賞した。

メイナード・ファーガソン(1928年5月4日~2006年8月23日):
カナダ・ケベック州ヴェルダン生まれ。卓越したハイノート・ヒッターとして知られる存在。1949年に渡米し、スタン・ケントン楽団に入団、同楽団を去ったのちにパラマウント・ピクチャーズに入り、映画音楽に携わるようになった。
1976年にはモントリオールオリンピックの閉会式でトランペットのソリストとして活躍。また、1977年にシングル発売された「ロッキーのテーマ」はオリジナル・ヴァージョンを超えるヒットを記録した。
2006年8月23日、腎臓疾患と肝臓疾患のため死去。享年78歳。

2) サラ・ボーン
from 「Crazy and Mixed Up」(邦題:枯葉)1982年
サラ・ヴォーン(vo)、ジョー・パス(g)、ローランド・ハナ(p)、アンディ・シンプキンス(b)、ハロルド・ジョーンズ(ds)

冒頭のジョー・パスの華麗なギター、それを引き継いだサラ・ヴォーンのスキャットが炸裂します。このバージョンでは、「枯葉」の歌詞もメロディーも、一回もでてきません。「枯葉」素材とした、ミュージシャンの表現大会といった感じで、いつ聴いても鳥肌ものです。

サラ・ボーン(1924年3月27日~1990年4月3日):
米国ニュージャージー州ニューアーク生まれ。
アポロ劇場でのアマチュア・コンサートで優勝し、1943年にアール・ハインズ楽団の専属歌手&ピアニストとしてデビュー。ソプラノからコントラルト(メゾソプラノとテナーの間の音域)までの幅広い音域と豊かな声量、抜群のテクニックで、最高のジャズ歌手のひとりと認知され、晩年までその評価を維持し続けた。
ジャズ・ボーカル史上ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルドと並ぶ、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人と言われている。
長年の喫煙者であり、1990年に末期の肺がんで倒れ、亡くなった。

3) シモーネ
from 「Moonlight Serenade」(ムーンライト・セレナーデ)2004年
シモーネ(vo)、
ロマンティック・ジャズ・トリオ:ジョン・ディ・マルティーノ(p)、ハンス・グラヴィシュニック(b)、フィリップ・コップマイヤー(Ds)

昨年の9月に『月がツキを呼ぶ』特集をやらせていただいたときに、シモーネの「ムーンライト・セレナーデ」をかけましたが、同アルバムからの選曲です。(シモーネはこの1枚しか持ってません。)
ゆったりとしたリズムに、魅力的な歌声が重なって、夜の雰囲気です。

シモーネ(1981年~):
オーストリア生まれ。
2000年から米国で活動している、透明感をもったキュートなヴォイスが魅力のシンガー。
両親が音楽の先生という恵まれた環境に育っている。父親は、ビッグ・バンドも演っていて、シモーネは12歳からそこで歌っていた。本作でドラムスを叩いているフィリップ・コップマイヤーは、シモーネの弟(録音時18歳)。
「Moonlight Serenade」は、22歳の時に録音したデビュー・アルバム。ピアノ・トリオをバックに、幅広いレパートリーをしっとりと歌いあげている。
これまでに11枚のアルバムをリリースし、今後の活躍が期待されている女性シンガーの一人。

次回は、12月10日、クリスマス・ソングを取り上げる予定です。
聴いてくださいね~。


   

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