« 【FM島田】夏のセルメン | トップページ | 秋の夜長は女性ボーカルで。 »

2012年9月12日 (水)

【FM島田】月がツキを呼ぶ

9月11日、またまたFM島田の「ディスカバリー・ラジオ」にお邪魔して曲を紹介してきました。
前に書いた記事を思い出して、「月がツキを呼ぶ」がテーマ。

かけた曲は、以下の4曲でした。

1. It's Only A Paper Moon / Natalie Cole
2. Moonlight Serenade / Simone
3. Blue Moon / June Christy
4. Fly Me To The Moon / ケイコ・リー

曲順は、Facebookでアンケートを取らせていただき、人気第4位から。協力してくださった皆様、ありがとうございました。





以下、話した内容、話さなかった内容、すべてを含むネタ。(ってほどのもんじゃないか。)

-----

【第4位】(実は、3位と同数)
1. It's Only A Paper Moon / Natalie Cole 3分26秒
作曲ハロルド・アレン
作詞ビリー・ローズ、イップ・ハーバーグ

<ネタ>
1932年のブロードウェイ劇「The Great Magoo/ザ・グレイト・マグー」のために書かれた曲で、最初は「If You Believed in Me」という曲名だった。劇も曲もヒットせず。というか、劇は失敗作と言われている。
翌年の1933年にパラマウント映画 「Take A Chance」 に使われ、その時に「It's Only A Paper Moon」と改題され、ポール・ホワイトマン楽団のレコードがヒット。その後、エラ・フィッツジェラルドやナット・キング・コールなどが取り上げて、いずれも大ヒット。
1973年の映画「ペーパー・ムーン」は、挿入歌として使っているこの曲からタイトルが付いた。ライアン・オニールとテータム・オニールの実の親子が、共演している。テータム・オニールは、当時わずか10歳でアカデミー助演女優賞を手にした。

<ナタリー・コール>
1950年2月6日~
ナット・キング・コールの実娘。1991年に父ナット・キング・コールのカバー集「アンフォーゲッタブル (Unforgettable... with Love)」を発表。「アンフォーゲッタブル」での亡き父とのデュエットが話題となった。同アルバムから。


【第3位】
2. Moonlight Serenade / Simone(シモーネ) 6分08秒
作曲グレン・ミラー
作詞ミッシェル・パリッシュ
※3分半ぐらいでフェードアウトで。

<ネタ>
1935年にグレン・ミラー(レイノーブル楽団に在団中)が作曲し、エドワード・ヘイマンが歌詞をつけた曲のタイトルは「Now We Lay Me Down To Weep」。クラブなどで演奏されていたが、全然注目されず。
(グレン・ミラーが自分の楽団を結成したのは1937年)
1939年にグレン・ミラーがこれに手を加えて、タイトルを「Moonlight Serenade」と変えて録音。ミリオン・セラーとなり、ミッチェル・パリッシュ(「Star Dust」などの作詞)が新しい歌詞をつけた。今聴けるのは、パリッシュの歌詞のもの。グレン・ミラー楽団のテーマ曲として有名。

<シモーネ>
1981年9月~
オーストリア生まれ、2000年から米国で活躍。
2003年録音のデビューアルバム「ムーンライト・セレナーデ」から。


【第2位】
3. Blue Moon / June Christy(ジューン・クリスティ) 3分12秒
作曲リチャード・ロジャース
作詞ロレンツ・ハート

<ネタ>
1934年、最初の題名は「prayer」、それを書き直しして「The bad in every man」となり、クラーク・ゲイブルの出演した『Manhattan melodrama』という映画に使われたがヒットせず。
1935年に「blue moon」と改題され、グレン・グレイ(1900-1963)が歌いBillboard誌でナンバーワンとなった。
その後、様々な映画でも使われ、数多くのアーティストが取り上げるようになった。

<ジューン・クリスティ>
1925年11月20日 - 1990年6月21日
1950年代を代表する白人ジャズボーカリストで、アニタ・オデイ、クリス・コナーと並び、スタン・ケントン・オーケストラが輩出した女性歌手(「ケントン・ガールズ」と言われる)中でも傑出した存在。
1958年録音の「ジューン・ガット・リズム」から。


【第1位】
4. Fly Me To The Moon / ケイコ・リー 3分34秒
作詞作曲バート・ハワード

<ネタ>
1954年にバート・ハワードが作った(作詞・作曲とも)ときは、「In Other Words」というタイトルで、アレンジも3拍子で、現在の多くのアレンジとは違うものだった。1956年ぐらいから、「Fly Me To The Moon」のタイトルで取り上げるアーチストもちらほらあらわれ、アレンジもボサノバ風が主流となる。1962年にフランク・シナトラが「Fly Me To The Moon」としてカバーして爆発的なヒットとなった。
196年代のアメリカはアポロ計画の真っただ中で、『Fly Me to the Moon』は一種の時代のテーマソングのように扱われ、これがこの曲のヒットにつながったと言われている。
最初のタイトルを尊重し、「Fly Me to the Moon (In Other Words) 」として取り上げるアーチストも多い。

<ケイコ・リー>
1995年アルバム「IMAGINE」でデビュー。ハスキーな声と歌唱力で、共演したミュージシャンからは「楽器と渡り合える歌声」と評価された。2001年には「We Will Rock You」で注目され、翌年発売の「Voices」はジャズアルバムでは異例の20万枚をセールス。
2000年9月リリースの「ローマからの手紙/A Letter From Rome」収録。
2002年2月リリースのベスト盤「ヴォイセズ/Voices」から。

|

« 【FM島田】夏のセルメン | トップページ | 秋の夜長は女性ボーカルで。 »

FM島田」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/69258/55642123

この記事へのトラックバック一覧です: 【FM島田】月がツキを呼ぶ:

« 【FM島田】夏のセルメン | トップページ | 秋の夜長は女性ボーカルで。 »