中学の時の恩師、首藤栄市先生が17日に亡くなられたそうだ。86歳。
もう、本当に申し訳ないぐらい、ご無沙汰していて、なぜ会いに行かなかったのか後悔するばかり。
吹奏楽部に入った私がトロンボーンを吹くことになったのも首藤先生の決定によるものだけど、そんなことよりも、音楽に対する情熱、何かに一途に打ち込むことの素晴らしさを教えてもらった。
島田第二中学校の吹奏楽部。一時代を築いたのが首藤先生。
その初の全国大会出場と、全国大会金賞という夢を、一緒に叶えることができた。
「お前らは下手だ。でも、全国大会に行くんだと言ったときに、誰も笑わなかった。」
先生の言葉。
そのとおり、僕らは下手くそだった。前年は県大会止まりだったし、その年は静岡県の中部大会から(つまり、一番底辺の大会)の出場だった。
でも、僕らは、音楽を作ること、文字通り一から作っていくことに情熱を注ぎ、苦しみ、でも楽しんでいた。そして、本気で全国を目指していた。
首藤先生の指揮は、どこかコミカルだった。
講師の先生に、指揮の仕方を怒られていた。しかも、何度も。
そう、僕らと同じだ。
だから一緒に、同じ目標に向かって情熱を注ぐことができたのかもしれない。
・吹奏楽のためのドリアン・ラプソディ
・三角帽子
同じ曲ばかり、何百回も演奏した。
いろんなことで、何百回も怒られたっけ。それは俺だけか。
普門館での全国大会。
それまでの会場とは全く違う雰囲気のなか、明るくなったステージで、緊張して指揮棒を構える首藤先生。
おかげで僕たちはあまり緊張しなかったように思う。
ステージ上で演奏していた僕らは幸せだった。
結果なんてどうでもいいと思った。
曲が終わらないでほしいと思った。
なんか、涙が止まらなくなってきた。(^^;
そんな、幸せな時間を、僕らに与えてくれた先生。
俺、まだトロンボーン吹いてますよ。あの頃のように、今でも音楽に情熱を注いでいますよ。
明日のお通夜で、先生に伝えてきます。
ご冥福をお祈りします。
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